新星エレクトロスウィングシンガーのAnshellyさんの楽曲「Room501」のMVの映像制作と、配信用ジャケットイラストを、たそやマロが担当しました。
これまでトナリノサティ等を中心に活動してきた嘴音杏がアーティスト名を新たに、エレクトロスウィングシンガーに転身。
記念すべき第一作となる本作は、ミドルテンポで聴き馴染みの良いマイナースウィング。 曖昧な恋愛関係を描いた歌詞にジャジーなサウンド、Anshellyのアンニュイな歌声は映画のワンシーンのような雰囲気を醸し出す。
作詞作曲も本人が手がけており、アレンジはmARUTA mANABU、アートワークはたそやマロが担当。豪華製作陣と共に、レトロだが現代的、正に“エモ”な世界観を緻密に演出している。
Anshellyさんの洗練された歌声・お洒落なアレンジ。完成度の高いこの曲は、スッと心に入ってくる心地よさがあります。
何度も聞いているうちに数十年も前から知っていたような気がしてくる、現代的でありながらどの時代でも通用しそうな、色褪せない魅力を持った一曲です。
じわじわと、しかし着実に流行の気配を見せる、「エレクトロスウィング」という音楽ジャンル。
私のアニメというのは、どうもこのジャンルの音楽と相性が良いようです。
一番多用している緑と赤構成のカラーパレットが、本楽曲にもピッタリ合っているように感じています。
曖昧な恋愛関係を表現する際は抽象度に気を使います。わかりすぎないように、でも分からなくはならないように、分からないなりにもとっかかりがあるように、伝わらなくても楽しめるように。
本MV内での馬というのは男性の象徴であり、また黒という色は掴めない闇のようなものです。